なぜ女性は冷えやすいのか?体の仕組みからわかる冷えの原因と改善の方向性
皆さん、こんにちは!
麻布十番、東麻布のストレッチ整体&パーソナルトレーニングジム
トレーナーの出口です。
「手足が冷たい」「冬だけでなく夏でも冷える」「お風呂に入ってもなかなか温まらない」このような悩みは、女性の方なら一度は経験したことがあるのではないでしょうか。
実は 女性が冷えやすい体質には、筋肉量やホルモン・血流の特徴といった明確な理由があります。
今回は、女性が冷えやすい仕組みをわかりやすく解説していきます。
1. 筋肉量が少ないことで熱が作れない
1-1. 筋肉は体温を作るエンジン
1-2. 末端が冷えやすくなる流れ
2. ホルモンバランスの影響で血流が滞りやすい
2-1. 自律神経と体温調節の関係
2-2. 月経周期やライフステージによる変動
3. 脂肪が「温まりにくい組織」であることも影響
3-1. 脂肪は熱が伝わりにくい
3-2. 熱を運ぶには血流が必要
4. 運動不足・血行不良が冷えを助長する
4-1. 筋肉のポンプ作用が弱まりやすい
4-2. 座り時間が長い生活の落とし穴
5. 冷えは“体質”ではなく、改善可能なサイン
5-1. 冷えは体のバランスの乱れの合図
5-2. パーソナルトレーニングで狙えるポイント
6. まとめ
1. 筋肉量が少ないことで熱が作れない
1-1. 筋肉は体温を作るエンジン
私たちの体温は、主に体の中で作られる熱によって維持されています。
特に筋肉は熱を生む重要なエンジンのような存在で、動くことで多くの熱を発生させます。
しかし、一般的に 女性は男性より筋肉量が少ないため、熱を生み出す力が弱くなりやすい といわれています。
筋肉は体重に対する割合で見ると、男性が約40%なのに対して女性は約36%とされ、熱を作る力に差が出ることで冷えを感じやすくなるという背景があります。
ここで大事なのは、筋肉量が少ないこと自体が悪いという話ではない点です。
女性の体はホルモンの影響も含めて、体を守るための仕組みを持っています。
ただ、冷えという悩みに限って見ると、熱を作る材料が少ない状態になりやすいのが現実です。
同じ室温でも、体の中で作れる熱が少ないと、寒さを強く感じやすくなります。
筋肉が少ない → 熱を作る量が少ない → 体が温まりにくい という流れです。

1-2. 末端が冷えやすくなる流れ
そのため、いくら外から暖めても、体内で熱を生み出す力が弱いと末端まで温まりにくく、結果として「冷え」を感じやすくなります。
特に手先や足先は心臓から遠く、熱が届くまでに時間がかかります。
さらに、体は生命維持を優先するため、寒さを感じると内臓側の温度を守ろうとします。
その結果、末端の血流が後回しになり、手足の冷えを強く感じやすくなります。
外側をカイロや靴下で温めても、体の中からの熱が足りないと「温まった感じが続かない」という感覚につながりやすいです。
- 夕方になるほど手足が冷える
- 仕事中に足先だけ冷える
- 体はそこまで寒くないのに指先が冷たい
2. ホルモンバランスの影響で血流が滞りやすい
2-1. 自律神経と体温調節の関係
女性の体には、月経周期や妊娠・更年期などに応じて 女性ホルモンが大きく変動する特徴があります。
これらホルモンは、体温調節を行う自律神経とも密接に関係しているため、変動が大きいと自律神経のバランスが乱れやすくなります。
自律神経が乱れると、血管がきちんと開閉できず、血流が悪くなることで熱が体の末端(手先・足先)まで届きにくくなってしまいます。
これが、冷え症に直結する原因のひとつです。
つまり、体の中で熱を作れていたとしても、運ぶルートがうまく働かないと冷えやすくなります。
「体温はあるのに冷える」という人は、この血管の調節が影響しているケースが多いです。
2-2. 月経周期やライフステージによる変動
また、月経期や出産前後には血液量が変動することにより、さらに血流が滞りやすくなるため、冷えが強く感じられることもあります。
加えて、睡眠不足やストレスが重なると自律神経が乱れやすく、冷えが目立つ時期が出やすいです。
「最近冷えが強い」と感じるときは、生活リズムの変化や疲労の蓄積が重なっていることもあります。
体の仕組みとしては自然な反応ですが、放置すると慢性的な不調とセットになりやすい点がやっかいです。
冷えが強い時期がある人ほど、体の変化を前提に、対策を習慣にしておくと安定しやすくなります。
- 月経周期の影響で体温や血流が変わる
- 妊娠出産や更年期でホルモンが大きく変わる
- ストレスや睡眠不足で自律神経が乱れやすい

3. 脂肪が「温まりにくい組織」であることも影響
3-1. 脂肪は熱が伝わりにくい
女性は体脂肪率が高い傾向にあります。
これは生理機能や妊娠出産に備える上で役立つ一方で、脂肪は血流や熱伝導が悪いため、冷えやすいという一面もあります。
脂肪は筋肉に比べて血管が少なく、温度の変化がゆっくりになりやすいです。
そのため、外から温めても芯まで温まる感覚が出るまで時間がかかることがあります。
「足は冷えるのに汗はかく」というような、体の場所によって温度差を感じるケースもあります。
3-2. 熱を運ぶには血流が必要
筋肉は動くことで熱を生み、その熱を血液が全身に運びますが、脂肪組織は血流が少なく、せっかく生まれた熱を体の末端まで効率よく運べません。
これが冷えやすさにつながる一因になるのです。
つまり、筋肉が少なく脂肪が多い体は、熱がつくれず、つくっても届きにくい状態になり、「冷え」を感じやすくなるというわけです。
ここは誤解されやすい部分ですが、脂肪があること自体が問題という話ではありません。
ただ、冷えに悩む場合は「熱を作る力」と「熱を運ぶ力」を上げていく必要が出てきます。
筋肉量を増やし、血流を回しやすい状態を作ると、体の温まり方が変わっていきます。
熱は「作る」だけでは足りません。 作った熱を血流で運ぶことで、手足まで温まりやすくなります。

4. 運動不足・血行不良が冷えを助長する
4-1. 筋肉のポンプ作用が弱まりやすい
筋肉量が少ない女性は、熱をつくる力が弱いだけでなく、運動不足の影響で血流自体が悪化しやすいという特徴もあります。
筋肉を動かすことは熱を生むだけでなく、筋肉の“ポンプ作用”で血液を全身にしっかり巡らせる役割も果たします。
運動量が少ないとこのポンプ作用が弱まり、末端まで熱が行き渡りにくくなるため、冷えが慢性化しやすくなります。
これが「運動していないと冷えやすい」という感覚につながるのです。
特にふくらはぎは、下半身の血流を押し上げる働きが強い部位です。
この部位の動きが少ない生活だと、足先が冷えやすい流れができやすくなります。
4-2. 座り時間が長い生活の落とし穴
デスクワークやスマホ時間が長い生活では、座っている時間そのものが増えます。
座り姿勢が続くと、股関節まわりが固まりやすく、下半身の血流が滞りやすくなります。
さらに、肩や首がすくんだ姿勢が続くと、上半身の巡りも悪くなりやすいです。
冷えは手足だけの問題に見えますが、体全体の巡りが関係しています。
「足先だけ冷たい」と感じる場合でも、原因は姿勢や活動量にあることがあります。
生活の中で動く回数が減っているほど、冷えを感じる場面が増えやすくなります。
- 1時間以上ほぼ動かずに座り続ける
- 階段を避けて移動が少ない
- 休日も家で座り時間が長い

5. 冷えは“体質”ではなく、改善可能なサイン
5-1. 冷えは体のバランスの乱れの合図
ここまで説明してきたように、女性の体が冷えやすいのにはしっかりとした理由があります。
そして冷えは「体質だから仕方ない」と放置するものではなく、体の中から変えていける現象です。
筋肉量を増やしたり、血流を促進する習慣をつけたりすることで、冷えは改善できます。
冷えの悩みは、体温を生み出す力と循環する力のバランスが整っていないサインです。
このバランスを整えることで、冷えだけでなく、肩こりや疲れやすさといった不調の改善にもつながります。
「冷えだけ何とかしたい」という入口でも、結果的に体の調子全体が上向くケースが多いです。
5-2. パーソナルトレーニングで狙えるポイント
特にパーソナルトレーニングでは、筋肉を効果的に使う運動や、体幹・下半身など大きな筋肉を刺激して基礎代謝を上げるプログラムを通じて、冷えにくい体づくりをサポートできます。
大きな筋肉を使えるようになると、熱を作る量が増えやすくなります。
また、正しいフォームで動けると、必要以上に力まずに血流を回しやすくなります。
運動が苦手な人ほど、自己流で頑張るより、狙いを定めて安全に進めた方が結果が出やすいです。
- 熱を作るために筋肉を使える状態を作る
- 血流を回すために下半身を動かす機会を増やす
- 姿勢を整えて巡りを邪魔しにくい体にする

6. まとめ
女性の体が冷えやすいのは、筋肉量が少ないことやホルモンバランスの影響、血流の滞りやすさなど、体の仕組みによる明確な理由があります。
そのため「体質だから仕方ない」と諦めてしまう方も多いですが、冷えは決して変えられないものではありません。
体の中でしっかり熱を生み出し、その熱を全身に巡らせる力を高めていくことで、冷えにくい体へと近づくことができます。
パーソナルトレーニングでは、女性の体の特性を理解した上で、筋肉量を増やし、血流を促し、代謝を高める運動を安全に行うことができます。
冷えを改善することは、体が温まるだけでなく、疲れにくさや姿勢の改善、ダイエット効率の向上にもつながります。
冷えは体からのサインです。
そのサインに気づき、正しく体を動かす習慣を身につけることで、内側から健康で快適な体を目指していきましょう。
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2025年12月23日 更新